『ゆうさいくんの籠城シート』の断熱効果を測定するために下記の実験を行った
・氷板の上に沸騰したお湯を注いだビーカーを置く
・ビーカーAは氷板に直接設置し、ビーカーBは籠城シート11cm×11cmサイズを敷いた上に設置した
・5分おきにビーカー底の水温を計測し、60分間の水温推移を調べた
《実験条件》
日時:平成25年4月24日 AM10:00〜11:00
場所:舞鶴市喜多・弊社倉庫
実験者:株式会社DIY STYLE 森本・白石
気温:18℃
天気:雨
氷板温度:−7℃
時間 | A:シート無し | B:籠城シート有 |
0分 | 90.3度 | 90.9度 |
1分 | 78.9度 | 84.8度 |
5分 | 67.5度 | 76.7度 |
10分 | 53.2度 | 68.5度 |
15分 | 44.8度 | 63.3度 |
20分 | 38.1度 | 58.2度 |
25分 | 33.2度 | 53.3度 |
30分 | 31.4度 | 48.7度 |
35分 | 25.5度 | 45.6度 |
40分 | 21.6度 | 43.0度 |
45分 | 18.6度 | 40.6度 |
50分 | 16.5度 | 39.0度 |
55分 | 14.7度 | 36.2度 |
60分 | 14.6度 | 34.3度 |
- 表、グラフから推察できる通り、籠城シートは氷板の冷気をほぼ遮断している
- ※Aのデーターは低温の水は底へ、高温の水は上部へいく性質を考慮し、計測した。
結果、ビーカーB内の温度差が0.9℃で有るため、ビーカーBの冷却は気温による影響が大きく、氷板からの影響は少ない事を意味する。逆にビーカーAの温度差は14℃と大きく氷板の影響が大きい。以上の結果から籠城シートの断熱性能は床面の冷気に対して有効であると判断できる。 - 写真5・6・7より ビーカーA部分はお湯によって氷板に25mmほどの穴をあけたが、ビーカーBは3mm程度のへこみである。これは籠城シートがビーカーのお湯の熱を氷板に伝えていない事を意味する。以上の結果から籠城シートは床からの冷気を遮断、更に体温を吸熱する事も無いので籠城シートの有効性は認められる。